2011年01月06日

「頭にしみこむ」シリーズが生まれるまで

少しだけ、「頭にしみこむ」シリーズの生い立ち?をご紹介させていただこうと思います。

私は以前、アメリカの大学の語学コースに通って英語の勉強をしていました。留学して本気で勉強すると、1日に50〜100くらいは、新しい単語が出てきます。新しい単語というか、忘れてしまったものも含めて、解らない単語、ですね。

はじめのうちは、それぞれの単語を英英辞典で調べてみたり、語呂合わせの単語帳と照らし合わせたり、英単語カードを作ってみたりと、いろいろ試してみたんです。日本から持っていった単語帳もバスの中でやったりしてました。

ですが、宿題も大量に出るし、プレゼンテーションの準備なんかもあるし、そのうち手が回らなくなりました。一つ一つの単語をじっくり覚える余裕が無いんです。

じっくり取り組む余裕が無いので、とりあえずわからない単語をノートに殴り書いて、隣に日本語訳を付けました。これをオリジナル単語帳として、通学途中に目を通しました。本当はじっくり取り組むべきだけど、余裕が無い。ノートに書きだしてある単語を新しい順に3日分くらいに目を通す。もちろん古い単語全部が頭に入っているわけじゃないけど、追いつかないから新しい単語だけとにかく目を通す。

これを続けていたら、意外なほど?単語が頭に入ってきたんです。どんどん忘れるけど、2回3回と出てくる単語が、少しずつ頭に残る。何度も出てくる単語、つまり頻出単語が頭に残っていく。1回とかしか出てこない単語は忘れていくけど、頻出の順に頭に残っていくので、非常に効率的なわけです。

一つ一つの単語をきっちり覚えるのではなくて、忘れる前提で大量に頭に突っ込むというやり方。必要は発明の母とはよく言ったものです。一生懸命に単語帳をやって問題集を説いていた日本時代には気が付けない新たな発見でした。意識するしないはあっても、大量の単語シャワーを浴びる現地在住者はこれと同様の理屈で急速に英語力を付けていくんですね。

繰り返しになりますが、何度も出てくる単語は何度も復習しているから覚えているんであって、英英辞典を使うか、単語カードか、語呂合わせか、耳から入れるか、そんなのはさして重要じゃ無い、ということが実感としてありました。「何度も復習する」のが重要だと。

実際、脳科学の専門家茂木健一郎さんは、「脳科学の視点からすれば、英語上達の処方箋は一つしかない。できるだけ多くの英語に触れることだ」と仰っています。これは言い換えれば何度も繰り返し覚えなおす事、です。



●進化
その後、渡米後2ヶ月くらいたった頃でしょうか、何かの本で「復習のタイミングによって学習効果に大きな違いがある」いう事を知りました。エビングハウスその他の科学者達による忘却に関する研究です。この研究では、一度覚えたことを「10分後/1時間後/24時間後/8日後/22日後/50日後」に復習するのが脳の機能上最も効率的であるとしています。

この時、なんかピンときたんですよね。今までやってきた、何度も復習するという勉強方法が一段レベルアップするような予感、というか確信に近いものを感じたんです。

「何度も復習することが強く記憶に残すポイント」というのは正しいけれど、今までは「復習するタイミング」がランダムだったわけで、このタイミングを管理して最適化出来れば、今までよりも苦労せずに頭に残るはずだ、と考えたわけです。

知恵を絞ってあみ出したのが、ノートを使ったスケジュール管理でした。詳しいことは省きますが、毎日「今日わからなかった単語」と「昨日わからなかった単語」、「8日前と22日前にわからなかった単語」に目を通しました。合わせて1日200から300になり、30分〜40分程度ですみます。単語学習に1日3,40分なら、ぜんぜんアリな範囲だと思い、実践に移しました。

思ったとおり、いや思った以上に、劇的な効果がありました。単語がどんどん頭に沁み込んできました。文字通り「沁み込んでいく」感覚です。

語呂合わせみたいに、「これなんだっけ?えっと、、、あ、あれだ!」なんて出方はしません。すっとすんなり出てくる。試験を受ける際は、これは重要です。TOEICやTOEFLにしろ受験にしろ、試験は大概時間勝負ですよね。単語を思い出すのに時間がかかると致命的です。

そして単語が頭に入るにつれて、ReadingとListeningが格段に楽になりました。試験対策テクニックを覚えるのもいいですが、ボキャブラリーを増やすこと自体がReading/Listening対策になっているということも覚えておいてください。

ということで、私はこんな方法で単語力を劇的に向上させる事に成功しました。



●なぜメルマガをはじめたのか

その後私は日本に帰国したわけですが、この自分の経験からの「気づき」を人と共有したいという思いが強くありました。この方法を実践してもらえれば、英語を学習する全員に劇的な効果があがるだろうと。

ただ、この方法の大きな弱点にも気がついていました。スケジュール管理がかなり、大変なことです。どの単語をいつ復習するのか、です。私の場合はどうしても英語をモノにしなければならない必要性があったので、どうにかこなすことができましたが、強い動機付けがなければなかなか難しいと思います。

でも、もし単語がe-mailで届いたら?その単語が復習するべきタイミングに何度も届くとすればどうでしょうか。やるべき事は、届いた単語をだた頭に入れていくだけです。届いたら2.3回ほど目を通して頭に入れるだけです。



ということで、私が成功した英単語学習方法をメルマガに変えて、今現在英語の勉強をしている皆さんに提供したいと思い、メルマガを始めました。



●「メルマガ」は優秀な媒体です

ところで、メルマガという媒体は一見古臭いようですが、実は非常に優秀で、ホームページプログラムや参考書などよりも間違いなく優れている点があります。それは、「強制的に届く」ということです。

優れた英語学習サイトはたくさんありますが、こちらからホームページにアクセスしてログインして勉強をスタートしないといけません。この本当に簡単な一手間、意外と大きいハードルだと思いませんか?

疲れてればやらないでしょうし、忙しいからと自分に言い訳することもあるでしょう。やろうと思った時に限ってネットがつながらない、なんて事もあるでしょうし、単純にやり忘れることもありえますよね。

メールは発信者からプッシュする形で配信されるので、そのハードルをいとも簡単に超える事ができる。もちろん届いたメルマガを読まない、という選択もできますが、少なくともホームページにわざわざ出向くのに比べてそのハードルははるかに低いものです。

つまり学習者側にとって「言い訳」し難い状況を簡単につくってしまう媒体なのです。

それともう一つ、環境を選ばないということ。単なるテキスト形式なので、PCでもMACでも、携帯でもスマートフォンでもOK。その上データが軽いからストレスが無い。

WebのプログラムだけでなくiPhoneアプリや電子書籍など様々な学習方法が溢れています。それぞれ特性があり、もちろんメルマガにはメルマガの特性があります。「頭にしみこむ」シリーズはメルマガが一番適しているようです。
posted by elamef at 00:58 | Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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